入院生活15日目(最終日)

明日退院の者です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長かったーーーーーーーーーーーー!!!

2/25〜3/12まで入院してました!

 

 

これと言って特に何もしてないですが、病院生活はそこそこ充実してました

下につらつらとまとめていこう

 

 

 

 

 

 

 

 

1日目

数日前から腹痛くて、ストレス性過敏腸症候群かな?と思っていた

2日前になって発熱し、歩くだけで右腹が痛い!

ということで当日紹介された外来に行ったところ、盲腸で緊急入院

虫垂のところに膿がたまっていて、炎症を起こしていたそう

 

 

 

 

とりあえず点滴を刺される

このときの看護師さんが新卒っぽいクソ可愛い人で、ほほぉ〜となる

 

まあ僕みたいな若いキャツは練習台になってもらわんとね

 

針を刺す場所を決めるとき、腕を素手でペタペタ触られる

普通、血を扱う場合は手袋などをして、ほかにも目に飛ばないようになど

厳重な注意をするが、

 

この場合はちゃんと数日さしっぱでも大丈夫そうな血管を選ばなきゃなため

素手でペタペタたくさん触られる

 

 

 

そして先生からは

手術というほどではないけど、膿を取り除くための管を腹に刺しますよーと言われる

 

以前、同病院で母がなんかの病気で脚に同じような管を刺されたらしく、感想を聞いたら

「別に痛くなかったよー」

と言われ一安心

 

緊急入院で病室に運ばれてから数時間、すぐにオペ室に運ばれる

このとき車椅子で運ばれたけど、段差のたびに腹がクソ痛いのでできれば歩きたかった

 

 

 

まあでも手術は別に痛くないらしいし大丈夫やろ、と余裕綽々で手術室に入る

台に座る

外来にいた先生とはまた別のおじさん先生が担当らしい

 

ーー患部以外の全身にペタペタカーボン紙のようなものを被せられ、開始

 

心電図のキュウバンを胸にペタペタ貼られ、波形を見せられる

このとき機械から聞こえる「ピッ、ピッ」という脈の音のせいで緊張感が高まる

普通に不整脈だからたまに止まる

 

次はなんか超音波で腹の中を調べるらしい(大腸や動脈を破ったらいかんため)

ローションみたいなものを塗られ、冷たい聴診器みたいなので腹を撫でられる

 

この時点で割と痛い

いや、盲腸は常時痛かったから、これで楽になるんだ〜と半分ほっとしていた

 

 

 

 

切る場所が決まったらしい

「麻酔入れますね〜」と部分麻酔の注射が腹に刺さる

 

クソ痛い

表面ではなく、奥の方が痛い

 

2本目を刺される

もっと奥に挿される 痛い

 

なんとか耐え、これで麻酔が効いて痛くないまま終わるんやろな〜と

母の言ってたことと部分麻酔くんを足して100%信じた

 

 

 

 

 

切りますね〜の合図とともに皮膚が切られる

全然痛くない

 

これは勝ったな

風呂に行ってしまいそうなほど余裕だ

 

次に管を徐々に奥に侵入させる

 

 

 

 

 

 

 

 

痛いどころじゃない

例えるなら、腹の奥

ヘソを抉られたらこんな痛みだろう、という吐き気を催すような痛みとツーンとくるあの感じが

もっと腹の右奥で、奥だけ、奥だけがとにかく痛い

盲腸が痛い

 

 

 

盲腸の痛みとともに心電図の音が加速する

脳内でβエンドルフィンやコルチゾールなどのストレスホルモンが大量分泌される

 

 

 

これはいかん、と思い、痛い痛い!と言いながら脚の指を動かしてしまった

すると看護師さんがこっちまできて、「身体を少しでも動かすと危険だから、痛いときは先生にちゃんと伝えてね」と言われる

どうやら先ほど被せられたよくわからんシートが足の指先まで掛かっていて、動かしたらやばいらしい

 

先生に痛いといえば、少し和らげてくれるのだろう

足の指すら動かせないので、次痛かったらちゃんと言おう、と神に誓う

アーメン

 

 

 

再開

管をそれなりの場所まで挿したあと、信じられないことを言われる

「奥までグリグリしますね〜、痛かったら言ってください〜」

 

そんな、もうダメ、これ以上されたら気絶しちゃう

でも大丈夫だ、先生も痛かったら言ってと言っているんだ

 

 

 

 

 

 

かなりグリグリされる

死ぬほど痛い、冗談じゃない

 

痛い!イタイタイタイタ!!!痛い!!痛え!!

 

今度は伝えられた。少し休み休みやってくれるのかと思った

 

もう少し我慢してくださいと言われ、続行

 

なんでや、もう限界だ

 

死ぬ前にとりあえず気絶しそうだ、とりあえず気絶するのもいいかもしれない

 

そう思い意識が飛びそうになった

 

刹那、横にいた綺麗な看護師さんを視界に捉える

 

気絶したらダサいなと思い一命を取り留める

 

再度気合いを入れ、かつ身体を指一本動かさないように精神を研ぎ澄ます

 

ここで顔の筋肉だけ動かせることに気付く

 

顔の筋肉で精一杯の痛みを表現する

 

相当ひどい顔をしていたらしく、横から声が聞こえた

 

「耐えて!!耐えて!!」

 

…そういえばこの部屋に入るとき、見学なのか、白衣を着た若いお医者さんっぽい人が何人かいたのを思い出す

 

次の瞬間、別の方向からも同じ言葉が聞こえてくる

 

また次に別の方向からも、そのまた次に、次に

 

第一声からものの数秒で、部屋の中が妙な熱気を帯び始める

 

さながらボディビル大会の会場のように、男たちの声援がこだまするーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

して、なんとか耐え切り 終了

無事右腹に管がつながる

 

その先は排液パックにつながっており、

そのジップロックみたいなやつを先1週間持ち歩きながら生活することになる

 

 

 

 

 

ここから数日間、飲み食い無しの生活が続く

点滴only

 

 

 

夜、トイレに行こうとしたが立ち上がれない

腹筋に力を入れた時点で激痛が走るため、あらゆる動作を制限される

 

冗談抜きで1時間かけてゆっくり脚をベッドから下ろすが、

その先に進まない

 

ここらへんは本当に辛かった

 

痔と同じで、排泄は生きるために必要不可欠な行為だけど、

それに伴う痛みは生命力を低下させるジレンマ

 

同い年なんですね、と話しかけてくれたかわいい看護師さんに補助され、立ち上がる

とりあえず1回目のトイレはこうだった

 

 

 

初日はこんな感じ

 

 

 

 

2日目

よく覚えてないけど、辛かったのは上と同じ

 

2日目の昼まで個室だった

窓からパシフィコ横浜が見える

もうあっちへは戻れないのかな、と早くも傷心

 

そういえば半年くらい前にパシフィコで小倉唯ちゃんがライブしてたな、と思い

小倉唯ちゃんの曲を聴いて元気を取り戻す

 

 

男の看護師さんに支えられ、体拭きのためにベッドから1分くらいで起き上がる

かなり無理したからかわからないけど、

立っただけでマラソン大会の後みたいな、坂道ダッシュの後みたいな感じになる

のぼせた感じで脱水症状を起こし、眩暈がしたので横になる

 

2日目は立てなかった

 

 

ベッドでもトイレできるよう、ボトルみたいなのがあった

それにしたくないから初日は頑張って立ち上がったけど、

本当に無理だったのでボトラーデビュー

ゲーマーとしてまた格が1つ上がった気がした

 

 

飯も何も出ず、ベッドの上でただ神のみを観て過ごした

 

午後に大部屋に移動

窓際じゃなく通路側だった

窓際は光が差し込んでたから嫌で、

僕はカーテンで遮られた狭い空間のほうがよくてラッキーだった

 

 

 

 

3日目

ブログ書いた気がする

こっからだんだんトイレに行くのにかかる時間が短くなる

30分くらいで立ち上がれた

 

あと点滴がちょっと痛くて、痺れ始める

腕が上がらないから絵も描けなかった

 

お隣のおっさんはいびきがうるさいけど、

すごく人が良さそうだったので特に気にならなかった

あと前の現場のBPさんに声がクソ似ていた

ちなみに今このブログを書いてる横でもいびきかいて寝ている

その人は来週退院らしい。僕より前からいたのに長いな

僕と同じくネラトンカテーテルを繋いでるらしく、親近感が湧く

お大事にしてほしい

 

 

 

 

 

4日目以降

そのうちトイレも頑張れば行けるようになり、

点滴も差し替えてもらい、痺れはあるものの少しずつ絵描いたりして過ごした

 

10日目以降は病室で仕事に復帰した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、

そんな感じです

 

 

あとなんか、周りのおっさんにはベテラン看護師がよく付いてたけど、

僕は若い人がめちゃ多かったで

かわいい人多かった

 

なんなら、家にいてもベッドで横になってるか仕事してるかだし変わらなかったかな

むしろ、女性が周りにいるってのが大きくて、家にいるより充実していた気がする

 

なんで女性がいるだけでこんなに心が落ち着くんだろうか

看護師さんだからだろうか、安心する

すごいな、看護師さん本当に尊敬します

あとかわいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けいゆう病院、大変お世話になりました

先生も大変お世話になりました

 

退院したかったけど、いざ退院となるとなんでこんなに名残惜しいんだろう

本当はもう少しここに居たいのかもしれない

というかここに居たいわ、ベッドまで飯運ばれてくるし女の子と話せるしトイレすぐそこだしゴミも捨ててくれるし

あとベッドが頭の部分とか上下するのでかい、これ座椅子みたいな角度までいける

ほしい

 

 

 

 

 

 

そんな感じで名残惜しくも明日は退院です!

 

 

だれか、退院祝いしてね。

おやすみ

 

 

 

2週間で同室の人かなり入れ替わったけど、

最初から最後まで隣だったおっさん

お元気で

 

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食事が出るようになって最初の五分粥と、

先一昨日くらいの和牛ステーキや

 

食べれることのありがたさを知りました

さよなら病院食 五分粥はさておき割とおいしかったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.

来週金曜に外来行くこと決定しました

あとそのうち摘出手術やらんと再発するらしい

 

まだ僕の病院生活は終わりそうにない!!!

オワタ\(^o^)/